ロゴマークデザインはデザイナーに依頼して行うことができますが、自分でデザインするのに比べてどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。この記事ではロゴマークデザインをデザイナーに作ってもらうべきか、自分で考えるべきかで悩んでいる人のために、デザイナーに依頼するメリットとデメリットを紹介します。
デザイナーにロゴマークデザインの作成を依頼する方法によってメリットやデメリットには違いがあります。まずはどのような依頼方法があるのかを確認しておきましょう。1つ目はプロのデザイナーに直接依頼する方法です。
フリーランスのデザイナーとしてロゴマークを手がけている人を探し、コンタクトを取って依頼を出します。2つ目はデザイン会社に依頼してロゴマークデザインをしてもらう方法です。多数在籍しているデザイナーの中から適任者に対応してもらえます。
3つ目はクラウドソーシングを使って募集する方法です。不特定多数のデザイナーをターゲットにできます。このような方法の中でどれが良いかを選び出せるように、メリットとデメリットを一つずつ見ていきましょう。
プロのデザイナーに依頼すると秀逸な出来栄えのロゴマークデザインにできるのがメリットです。フリーランスのデザイナーは仕事に対する自由度が高いので、自分の要望に対して柔軟に対応してくれます。どのようなロゴマークにしたいのか、使用する目的は何か、どのような使い方をしたいかということを伝えると、意図を汲んでデザインを進めてくれるのが一般的です。
また、修正にも柔軟に対応してくれることが多く、改善したい部分を具体的に伝えれば意向に合うようにデザインし直してくれます。同時に複数のロゴを作ってもらって比較することもできるなど、様々な要求に臨機応変に対応してくれるのがプロのデザイナーに依頼するメリットです。
しかし、プロのデザイナーに依頼すると単価が高くなりがちです。プロとして生計を立てられるように料金体系を決めていることが多く、要求する内容が多かったり、作成を依頼するロゴマークデザインの数が複数だったりするとコストがかさみます。
また、自分なりのデザインセンスを持っている人が多いのもデメリットになる場合があります。自分の持っているイメージに合うデザインがなかなかできない原因になり得るからです。センスが自分に合うプロのデザイナーを探し出すことが重要になるでしょう。
デザイン会社に依頼してロゴマークデザインを作ってもらう方法は一定水準以上の品質に仕上がり、目的に合っているロゴマークができるのが魅力です。会社としての信用を失わないようにするために品質管理を徹底しているからです。
デザイナーのスキルアップにも取り組んでいることが多く、ロゴマークのデザインの仕方について教育研修を実施している場合も少なくありません。そのため、どのデザイナーに担当してもらうことになったとしても、納得できる水準のデザインができあがるのが一般的です。
納期も指定したタイミングからずれることがほとんどないので、安心して依頼できるのもメリットでしょう。デザイン会社のデメリットは対応の柔軟性があまり高くないことです。フルオーダーメイドでロゴマークのデザインを手がけようというケースは少なく、申し込んだプランの枠内での対応になります。
デザインを修正して欲しいと依頼をすると追加料金がかかるなど、理想を追求しようとすると料金がかさむ傾向があります。また、臨機応変な対応を苦手としていることが多く、斬新なデザインのロゴマークを作って欲しいときにはあまり向いていません。
クラウドソーシングではロゴマークデザインの単価を抑えやすいのがメリットです。匿名で多くの人に募集をかけられるのがクラウドソーシングの特徴で、自分で単価を決められます。予算が決まっている場合にはその金額で募集して対応してくれる人を探すことが可能です。
修正依頼についても追加料金がかからない仕組みで契約できます。対応してくれるのは個人なので、比較的柔軟な対応を期待できるのもメリットでしょう。ただし、クラウドソーシングでは請け負ってくれる人のレベルが一定ではありません。
プロとして活躍しているデザイナーが請け負ってくれることもあれば、デザイン学校に通っている学生が請け負う場合もあります。趣味でデザインをしている主婦のこともあれば、デザイン会社で働き始めた新卒の人のこともあるでしょう。
匿名性があるので相手の様子も分からず、納品されるまでどんなロゴマークデザインになるか予想もできないこともあります。クラウドソーシングで依頼を出すときには気を付けなければならない点です。
クラウドソーシングではコンペによってロゴマークデザインを募集することもできます。コンペを利用するメリットは多数のロゴマークの応募があれば、それだけ多くの候補の中からより良いデザインを選べることです。コンペでは賞金を決めて一定期間の募集を実施し、応募があったデザインの中から優秀なものに対して賞金を渡す仕組みになっています。
実際に使用できるのは賞金を出した作品だけですが、ロゴマークは1つで十分という場合が多いでしょう。予算に合わせて賞金を定め、必要な納期に合わせて応募期間を定めれば予算もスケジュールも管理しやすいのもメリットです。
コンペを利用する場合にもクラウドソーシングでは誰が請け負うかはわからないのがデメリットです。たくさんの応募があったとしても魅力的なロゴマークがない場合もあります。該当なしとして賞金を出さないこともできますが、クライアントとしての評判を落とすことになりがちです。
もう少し工夫をすれば良いと言えるロゴマークデザインがあって修正依頼を出しても対応してもらえないこともあるので注意が必要でしょう。
ロゴマークデザインはデザイナーに依頼すると秀逸で納得できるものになる場合がほとんどです。ただ、プロのデザイナーやデザイン会社に依頼するか、クラウドソーシングで募集するかによって大きな違いがあります。コストパフォーマンスの高さをよく考えて、満足できる対応をしてもらえるように依頼方法を選ぶようにしましょう。